腸内環境の多様性をチェック
腸内に住み着いている細菌の種類・バランスから、太りやすさ・大腸がんのリスクなどを調べる「Mykinso Gut」
腸内フローラについて
もともと、私たち人間は胎児の時点では腸内もほぼ無菌状態といわれていますが、母親の産道を通ってくる過程で腸内細菌叢を受け継ぎます。その後、母乳や食べ物の変化を受け腸内環境も成長していきます。
そして腸内細菌は、日常の食生活により摂取される食物遷移やオリゴ糖等を発酵・分解し、代謝物質(短鎖脂肪酸)を生成します。
理想的な腸内フローラとは?
これまでは「善玉菌」:「悪玉菌」:「日和見菌」=2:1:7の割合がベストであると言われてきましたが、近年の研究では菌の多様性も人体には重要であることが明らかになりつつあります。
腸内細菌の多様性が低下すると、短鎖脂肪酸の産生が低下し、粘膜のバリアが崩壊します。粘膜のバリアが崩壊すると、腸管組織内にタンパク質が浸透し、疾患発症(ディスバイオーシス)に繋がりやすくなります。
疾患発症
(ディスバイオーシス)
ディスバイオーシスが疑われている疾患は、IBD、IBS糖尿病、肥満、非アルコール性脂肪性肝炎、自閉症、神経疾患、自己免疫疾患、動脈硬化、アレルギー、気管支喘息、悪性腫瘍、早産が考えられます。
Mykinso Gutとは?
Mykinso Gutとは、少量の便から約200種類の菌を解析し、腸内フローラの多様性やバランスを判定するサービスです。独自の次世代シーケンサーを用い腸内細菌のDNAを調べます。
主な評価項目
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大腸がんリスク
大腸がん発生リスクのバイオマーカーとして知られるフソバクテリウム菌を含む「フソバクテリア門」の菌の割合を調べます。
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太りやすさ(FB値)
バクロイデーテス門(痩せ菌)とファーミキューテス門(デブ菌)の割合をみることで、あなたの太りやすさを数値化します。
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エクオール産生菌
女性ホルモンの疑似作用(更年期障害の予防・改善、肌のしわ予防・改善)に効果のあるエクオール産生菌の有無を調べます。
Mykinso Gutの報告書について
腸内フローラをA~Eの5段階で判定致します。解説や測定結果に基づき、管理栄養士が個人に合わせて作成したアドバイス付で結果報告致します。